下肢静脈瘤治療の名医がいる大阪のクリニック5選10人に1人が発症?下肢静脈瘤のすべて手術後の後遺症や合併症のリスクは?

手術後の後遺症や合併症のリスクは?

下肢静脈瘤を手術することになったとき、手術後に、後遺症や合併症などのリスクはあるのでしょうか?手術をする前に知っておきたい術後の後遺症や合併症のリスクについて調べてみました。

治療方法別:下肢静脈瘤の手術後のリスク

血管内治療(レーザー、高周波)

静脈の中にカテーテルを入れて、レーザーやラジオ波の熱で静脈を凝固・閉塞させる血管内治療は、根治性が高い上、日帰りで治療できる手術です。

血管内治療で生じうる合併症としては、『下肢静脈瘤に対する血管内レーザー治療』というレポートでは以下のように報告されています。

大腿部の疼痛、皮下出血、血腫、神経 障害、血栓性静脈炎、皮膚熱傷、動静脈瘻、深部静 脈血栓症(deep vein thrombosis : DVT)、肺塞栓症 (pulmonary embolism : PE)、EHIT(endovenous heat- induced thrombus)などの合併症がある。 International Endovascular Working Group registry11) では 10 カ国 3696 例の EVLA 症例を検討し、皮下出 血が 75 %(2781 例)、神経障害が 3 %(114 例)、血 栓性静脈炎が 1.87 %(69 例)、皮膚熱傷が 1.87 % (69 例)、DVT/EHIT が 0.27 %(10 例)および PE が 0.023 %(1 例)に認められたと報告されている。

出典:『下肢静脈瘤に対する血管内レーザー治療』
http://www.medicalphotonics.jp/pdf/mp0007/0007_027.pdf

ストリッピング手術などに比べて、血管内治療は術後に神経痛や出血などの合併症が出ることは稀な症例と言われています。ただ、術後に痛みが残ったり、皮下出血がある可能性はゼロではありませんので、手術後は数日後にきちんと外来で術後観察経過を診てもらいましょう。

また、下肢静脈瘤がリスク要因となっている深部静脈血栓症を予防するためにも、医師の指示がある場合には弾性ストッキングを履いて適度に体を動かしましょう。

ストリッピング手術

ストリッピング手術は、静脈内で弁不全を起こした部分をストリッパーという器具を使って引き抜く手術です。下肢静脈瘤の治療の中では最も根治につながる手術ではありますが、全身麻酔か腰椎麻酔をしなければならず、日帰りでの手術はあまり行われていません。

手術後の合併症やリスクとしては、術後の痛みや出血などが指摘されています。

また、他の治療法と比べて体への負担も大きい手術方法となります。

結紮術

局所麻酔で鼠蹊部を切開して行われる結紮術は、下肢静脈瘤の外科的治療方法の一つです。
切開部分が小さいことなどから日帰りでできる手術ですが、再発率が高いというリスクがあります。

また、硬化療法と併用してこの治療を行った場合には、下肢がむくむといった術後の症状があることも報告されています。

一次性下肢静脈瘤の治療法として硬化療法と伏在静脈高位結紮術を併用した場合,しばしば頑固な下肢浮腫を認める 〜中略〜術後早期の圧迫療法と歩行訓練の併用は足底部の静脈によるフットポンプおよび静脈(静脈弁)-筋ポンプ作用を有効に働かせるのに有効で下腿浮腫の軽減に効果的であると考えられた.

出典:『下肢静脈瘤治療後に発生する下腿浮腫に対する歩行訓練 : 静脈瘤に対する硬化療法後の下腿浮腫および手術後に発生した下腿浮腫』
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001042935

他にも血管内治療(レーザー、高周波)や、外科治療(ストリッピグ手術、結紮術)による術後のリスクとしては薬剤によるアレルギーや痺れ(神経障害)などが挙げられます。傷が化膿する場合もありますので、必ず医師の指示を仰いで術後の診察を受けましょう。

硬化療法

手術ではありませんが、下肢静脈瘤の治療方法として、静脈に薬を注射して血管を固める硬化療法という治療方法があります。 軽度の下肢静脈瘤で用いられることの多い治療法ですが、薬剤によるアレルギーや色素沈着のリスクなどがあることは覚えておきましょう。また、下肢静脈瘤が進んでいる場合には治療しきれず再発することも多くなります。

治療方法別:手術後の後遺症

ストリッピング手術による後遺症

ストリッピング手術は、皮膚を切開してワイヤーを挿入し静脈そのものを引き抜く手術なので、血管の近くにある神経に触れてしまうと、脚に痛みやしびれを感じる後遺症が残ってしまう危険性があります。

また、手術の過程で皮下出血が起こり、皮下血腫という青あざが残ってしまう事例も報告されていますが、通常は半年程度で改善されています。

また、神経障害によるしびれなどは、歩行や日常生活が困難になるほど重篤な症状になることもありません。

病院によっては、神経に近い膝から下の部分では手術を行わないところもありますので、ストリッピング手術による後遺症が心配な場合は、事前に相談して説明してもらうといいでしょう。

ストリッピング手術は、痛みやしびれが残ることもあり、傷跡が残りやすい大掛かりな手術ですが、根治治療としての成果は高い方法です。

レーザー手術やラジオ波手術後に起こる可能性のある後遺症

レーザーやラジオ波を使った治療法は、熱によって血液の逆流が起きている血管を焼く血管内焼灼術という方法なので、手術によって皮膚熱傷や深部静脈血栓症が発生する危険性があります。

血栓ができると、発症率は0.05%と非常に可能性は低いですが、血栓が肺動脈に詰まって肺塞栓症を起こすこともあります。

実際に、下肢静脈瘤の治療による血管内レーザー焼灼術後に、深部静脈血栓症となり肺塞栓症を併発した事例もありますので、術後の過ごし方や弾性ストッキングの着用などは医師の指示に従うことが重要です。

レーザーによる治療で血栓が生じる確率は20%程度と言われていますが、術後の処理をきちんと行えば、肺塞栓症になることはほとんどありません。

ただ、レーザー治療のみだと下肢静脈瘤が再発するおそれもあるので、瘤切除や高位結紮術、硬化療法などと併用することで効果を高める必要があります。

再発すると、再度手術を行うことになるので、体にかかる負担や費用、合併症や後遺症のリスクが高まります。

硬化療法による後遺症

硬化療法は大掛かりな手術ではなく、血管に少量の硬化剤を注射して血管を詰まらせ、静脈瘤のある部分をつぶしてしまう方法です。

降下剤を注入するだけの治療法ですが、注射した部分に色素沈着を起こしたり、血栓ができたりしこりが残ったりといった後遺症が出ることもあります。

色素沈着やしこりは、数週間~数ヶ月で消えていき、1年経過する頃には完全に消えてしまうので、それほどリスクは高くありません。

ただ、重篤な静脈瘤のある血管に硬化療法を施すと、大きな血栓ができる危険性も高くなります。

硬化療法は単体で根治治療を目的としたものではなく、ほかの治療法と併用することが多いので、重症の静脈瘤に行わなければ危険性は低いと言えます。

手術後の合併症や後遺症のリスクを下げるためには

下肢静脈瘤の治療法は、どんなものでも多少の合併症や後遺症が発生するリスクのあるものです。ただ、その頻度は少なく、軽いものなら時間が経てば自然と治まっていきます。

危険な後遺症に発展するのは、手術後に自己判断で弾性ストッキングの着用を止めてしまった場合などイレギュラーな場合に限られてです。

合併症や後遺症のリスクを減らすためには、きちんと術後の診察を受け、医師の指示に従うことが第一です。

下肢静脈瘤の治療を開始する前に、それぞれの治療法のリスクを知り、手術後の生活に支障がないかどうかもあわせて検討しておきましょう。

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