下肢静脈瘤と深部静脈血栓症の関係

下肢静脈瘤になりやすい人は、深部静脈血栓症になりやすいといわれています。

それは一体どうしてなのでしょうか?深部静脈血栓症との関係を考えてみましょう。

目 次

深部静脈血栓症とは

深部静脈血栓症とは、体の深部の静脈に血栓ができる病気で、発生部位は頸部・上肢静脈や上大静脈や、下大静脈、骨盤・下肢静脈などがあります。

欧米など海外では、下肢静脈で起こる深部静脈に発生する血栓を「深部静脈血栓症」と呼ぶことがあるくらい、大腿部(足の腿の部分)で起こることが多い病気です。

もしかしたら「エコノミークラス症候群」という名前の方がピンとくる方も多いかもしれません。

静脈にできた血栓が脳や肺に移動してしまえば、脳梗塞や肺梗塞など命に関わる病気を引き起こす可能性あるため、深部静脈血栓症はとても危険な病気といわれています。

早期に発見し適切に治療をすれば予後は改善する病気です。

下肢静脈瘤の人は深部静脈血栓症になりやすい?

深部静脈血栓症が下肢静脈瘤のリスクであることは、深部静脈血栓症の診断と治療や予防について医師に方針を示したガイドラインにも記載されています。

しかし、必ずしも下肢静脈瘤が深部静脈血栓症を引き起こすかとは言い切れないというのが医師の認識です。

ただ、下肢静脈瘤の人は、下肢静脈瘤でない人に比べて深部静脈血栓症を発症しやすいことから、十分な注意が必要なのは確かだといわれています。

ガン治療中の方、静脈血栓塞栓症の発症経験のある方、ギプスなどで下肢を固定している方など、他の深部静脈血栓症がある方は、下肢静脈瘤の症状が出たら、早めに医師に相談してみましょう。

深部静脈血栓症の発症後、下肢静脈瘤ができることも

また、逆に下肢静脈瘤の病因は、下肢静脈の弁不全以外にも、深部静脈血栓症や先天性静脈瘤が原因となることもあります。

下肢静脈瘤によって深部静脈血栓症になりやすくなることもあれば逆もありうるということは頭に入れておいた方がいいかもしれませんね。

深部静脈血栓症と下肢静脈瘤の関係

日本循環器学会が作成している「深部静脈血栓症ガイドライン」では、深部静脈血栓症の危険因子としてリスクの高さ別に次のような因子が指摘されています。

静脈血栓塞栓症の負荷的な危険因子の強度

  • 弱い:肥満、エストロゲン治療、下肢静脈瘤
  • 中等度:高齢、長期臥床、うっ血性心不全、呼吸不全、悪性疾患、中心静脈カテーテル留置、がん化学療法、重症感染症
  • 強い:静脈血栓塞栓症の既往、血栓性素因、下肢麻痺、ギプスによる下肢固定

日本循環器学会のガイドラインにも記載されている通り、下肢静脈瘤は深部静脈血栓症を引き起こすリスクとして挙げられています。

血流の停滞を引き起こす下肢静脈瘤

では一体、どうして下肢静脈瘤が深部静脈血栓症を引き起こすリスクとされているのでしょうか?

先程ご紹介したガイドラインによれば、静脈血栓塞栓症の原因は、静脈の内皮障害、血液の凝固亢進、静脈の血流停滞の3つが考えられます。

静脈の血管にある弁が何らかの原因により壊れてしまい、血管に血液が溜まりコブのような状態になる下肢静脈瘤は、静脈内に圧力がかかり、血液が足にたまる状態を引き起こします。

下肢静脈瘤は、血液が停滞する状態を引き起こしますが、それだけでは深部静脈血栓症の原因とはなりません。

下肢静脈瘤によって血液が停滞し、何らかの原因で血管の内皮に障害ができたり凝固が亢進されたりした場合に引き起こされるとされています。

記事作成の参考にしたサイト

Topic
下肢静脈瘤の専門医が在籍する
大阪のクリニックを治療数で比較

大阪で日本脈管学会の脈管専門医かつ、血管内レーザー焼灼術実施・管理委員会の血管内レーザー焼灼術実施医・指導医が在籍するクリニックのうち、対応できる治療の種類が豊富な3院を厳選しました。

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クリニック
坂田血管外科クリニック
引用元HP:坂田血管外科クリニック
https://sakataclinic.com/
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治療法
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レーザー
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高周波治療
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手術
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ラジオロジー
クリニック扇町
ラジオロジークリニック扇町
引用元HP:ラジオロジークリニック扇町
http://radio-gazo.jp/
対応できる
治療法
5/7種類
レーザー
治療
ストリッピング
手術
硬化療法
圧迫療法
高位結紮術

tel 06-6311-7500

下肢静脈瘤治療の期間:治療法によって異なるため、クリニックにお問い合わせください。
下肢静脈瘤治療の費用:治療方法や自由診療および保険診療などで変わってくるため、クリニックに直接ご相談ください。
下肢静脈瘤治療のリスク:しびれなどの「神経障害」や、皮膚熱傷や深部静脈血栓症が発生する可能性もあります。それ以外にも、治療方法により異なったリスクや副作用が生じるおそれがありますので、クリニックの担当医師にしっかり確認をしたうえで、治療を受けることを推奨します。
また、当サイトでは、「下肢静脈瘤血管内治療実施管理委員会(旧:下肢静脈瘤血管内焼灼術実施・管理委員会)」の実施医または指導医と認定されている医師のことを下肢静脈瘤の専門医と定義しています。